vol.50 Our Second Car アメリカで車を買う

　

　なんと先日、夫が急に車を買いました。
普通に仕事に行った日の午前に車を買うかもしれないと電話があり、午後にまた電話がきて、試乗したら気に入ったので買う、とのことでした。かなり急の出来事でびっくりしました。
私は専業主婦で仕事に出ているわけではないので、我が家は自家用車はずっと一台しかなく、なんとかやりくりしていました。しかし一時期しばらくアメリカを離れる友人から車を預かっていたことがあり、その時に車二台持ちの便利さを味わってしまいました。
以来二台目購入も密かに視野には入っていたのでした。。

vol.37 アメリカの子ども手当 でもお話ししましたが、我が家は家計に余裕がある方ではないし、しかも1台目の車は新車で買ったもので、まだローンも払い終わっていません。
そんな分際で車2台持ちか！？と思われるかもしれませんが、アメリカでは一家に2台3台というのはよくあることです。ガレージに入りきらないので、車庫道や路上に駐車しているのもよく見る光景です。
そしてなんでもローンを組みたがります。なんだかクレジット社会だそうで、キャッシュでポーンと払うよりも、ローンでコツコツ払い終えた方がクレジット（信用）スコアがたまり、今後のローンが組みやすく利率が下がるそう。私は支払いが溜まってるのって嫌なので、このシステム嫌いです。
ちなみに我が家の2台目の車は職場の人から買ったのですが、そのおうちは夫婦二人で3台持ちらしいです。夫に売った車のお金でトラックを買うそう。。これまたアメリカらしいです。

じゃん！こちらが2台目の車です。

息子は興味津々でしょっ中眺めに行きます

2009年製のChevroletのCobaltという車種でマニュアルです。しかも後ろにウィング（というのか？）って走り屋のイメージで煽られそうなので私は乗れません。
もともと$4000で売りに出ており、シガレットライターとサンルーフが故障していたので$200まけてもらって、最終的に$3800＋税金のいい買い物だったようです。
ディーラーではこんな金額ではなかなかないし、持ち主を知っている・信頼できる人 というのが決め手だったようです。
アメリカでは車検はないので、手入れは自己責任です。中古車を買う時、特に個人での売買の場合は、買う前に状態をよく知っておかないとですね。

今乗っている1台目の車を買った時も夫がたまたまディーラーで気に入って、その時乗っていた車をトレードしたので帰りは新車で帰りました。日本だとオプションをつけたり大体新車納品まで時間がかかるというイメージでしたが。。アメリカでの車を買うというのはこんなに簡単に起こるものなのかと思ったものです。
私は車については日本もアメリカでも全く詳しくないのですが、中古のものも買ったら書き換えやなんかだけですぐ乗れるのかと思っていました。しかし、オーナーが変わるとナンバープレートも買い換えなくてはいけないようです。DMV(Department of Motor Vehicles) という車や免許を扱うオフィスで新しいプレートを買って登録し直します。これで$400弱かかりました。やはり車を買うって本体以外に色々かかりますね。

アメリカでは州ごとにナンバープレートのデザインも違います

余談ですがこのDMV、ズートピアというアニメ映画を見たことある人なら、ナマケモノが働くオフィスとして観た記憶があるかと思います。対応が遅い、長時間待つ、などの悪評を皮肉って超鈍いナマケモノが働いているという設定にしたのだと思いますが、夫が申請しに行ったのは土曜日だったのでまずオフィスが開いていたことがびっくりでした。
無事その日にナンバープレートを受け取り、次の日から乗ることができました。

シガレットライターは携帯を充電するのに必要不可欠のようなので、ディーラーで見てもらったところ修理費$200と言われたそうです。元々の売りに出ていた価格を負けてもらった分なので、そこはしょうがないと修理の予約も取っている状態でした。しかし夫がネットでなぜ不具合が起こるのかなど調べたら、ヒューズが焼けてダメになっているのが原因ではないかという結論になったそうです。
ということで昨日オートショップで新しい物を買って替えたところ。。

二個入りで売っていました

なんと直ってしまいました。$200が$4で済みましたよ！グーグル様、Youtube先生ありがたや。

ちなみにサンルーフは自動開閉のボタンは作動するのですが、どこかが引っかかって途中までしか開かないという状態でした。しかし、夫が手で押したりしていたら開くようになったようです。完全に直ったわけではないので、毎回の開閉時に自分で開け閉めしないといけません。

しかしディーラーで修理費を聞いたところ$1000もするとのことだったので、そんなに払うくらいならこのままでいいということになりました。

とりあえず快適な状態で乗れるようになり、燃費も一台目のものより良く、夫は喜んで乗っています。これからまだ車載アクセサリーなど買い揃えて出費がありそうですが。。

アメリカは車社会です。これについても思うところがあるので、いつかまた書きたいと思います。

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