Vol.151 クラフトフェア出店体験

 

 あけましておめでとうございます。かなり久しぶりの更新になってしまいました。コスメ用品をあまり買わなくなったので書くネタもなかったのと、他色々やる事でいろいろ忙しかったというのが理由です。その色々の一つで、前々からちょっとした夢であったクラフトフェアへの出店がありました。クラフトフェアとは、大体は大きめの会場で、ハンドクラフト品やアート品のブースがたくさん並んだイベントです。夏や秋は主に外でキャノピーを立てたブースでたくさんのイベントがあります。
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実は数年前からEtsyで細々と手作り品を売っていたのですが、送料の高騰や梱包が面倒になったり、熱しやすく冷めやすい私の性格もあり放置状態になっていました。でもやはり自分の作ったものが店頭に並んでいるのを見たかったので、ローカルな雑貨屋などにおいてもらえるか何軒も問い合わせしたこともあります。しかしそれは全滅だったので、こうなったら店頭で売るならクラフトフェアしかない!と思うようになったのです。
大きなフェアは出展料が高いし、プロのアーティストなど多くレベルが高いので私には向かないなと思い、そこで狙ったのが学校や教会での開催です。おばあちゃんの手作り品など多く売っているイメージで、初心者にはハードルが下がります。
ここ中西部は冬は極寒なので室内でクリスマスフェアみたいな感じで、教会や学校の体育館な場所でよく開催されています。これらは資金集め目的の物が多いので日本でいうバザーみたいな感じでしょうか?ブースを出す側が出店料を払い、そのお金が主催者の利益になるようです。今回私が出店した両方とも$45でした。一件はこれにさらに自分の店の商品($15〜相当)を寄付しなくてはいけなくて、それをraffleと言うくじを購入した人に当たる→くじの売り上げも主催者の利益 というおいしい仕組みとなっていました。こちらは主催者が我が家がたまに行く図書館だったので喜んで寄付しました。

実は去年も出たいと検討したことがあったのですが、夫が週末勤務で下の子がまだ目を離せない年齢だったので断念していたのです。今年はまず夏にファーマーズマーケットで知り合いのブースにちょっと出させてもらうということから始まり、冬の本格的なフェアに二箇所申し込んでみました。夫はまた週末勤務でしたが、子供たちも重要な売り子、店番要員なので連れて行きました。(1人では不安だし、話し相手も欲しかったので助かりました。)


夏のファーマーズマーケットでは野外の出店だったのでキャノピー、テーブルの設置でしたが友達が全部持っていたので私は間借りできてとても楽でした。しかし今回は自分で全部用意するし、とりあえずテーブル一台しかないけどどうしたものか、と考えあぐねていました。これからも出店するのかは分からないので、余計なものの支出は避けたかったので。そこで思いついたのが我が家で滅多に使わなくなっていたIKEAの洗濯物干し。

はい、洗濯物干しです

隣のブースの人にいいアイデアね、と褒められました。(広げている時びっくりして引いていたのかもしれませんが。)ブースは事前におおよその幅や面積はわかりますが、当日行くまでは形や周りの人たちの設置がいまいち分からなかったので、おおよその設置イメージを頭の中で描いていきました。なんだかんだ売り場に並べたいものも細々あったので、ガレージでリハーサルもしました。
メインテーブル。テーブルクロスは実はカーテンです

我ながらよく思いついたなと思います。値札スタンドも家にあるもので適当に作りました。常に節約マインドです。でも後から振り返ってみると、私の中ではこの準備期間が一番楽しかったです。売り子としてセールスするのは苦手なので、コツコツ商品作ったり、ラッピングしたり、設置デザインを考えたり。。こういう作業がやりたくてクラフトフェアに出たいんだなと思いました。

売り子は難しいです。私はお店などで見ている時に話しかけられたくないタイプなので、お客さんが来ても挨拶くらいで積極的には話しかけません。周りのブースを見ていても、両方のタイプがいるなと観察していて面白かったです。私とは反対の我が家の次男(4歳)は積極的にお客の呼び込み(押し売り?)をします。子供たちには売り上げは全部あげるよとバッジ売りを任せたのですが、彼はまずお客さんの足を止める、そして自分のテーブルを注目させて何気に世間話なんかも混ぜたりしてて自然に会話が成り立っていたので感心しました。子供だからあまり飾らずに言いたいことを言えるのでしょうね。彼が呼び止めても興味ない人はNo thank youとはっきり言っていたので、接客に正解はないのでしょうが、アメリカ人だったら話しかけられてもそんなにプレッシャーとかないし、買う人は多いのかもとも思いました。
我が社のやり手セールスマン

ズバリ売り上げは!?

二回とも$100に届かないくらいでした。先ほど出店料が$45と書きましたが、細かく言うなら他にはガソリン代、フェアでの購入(スナックや飲み物買ったり)、など諸々支出がありました。それでも材料費など引いてもマイナスにはならなかったのでよしとしています。もともと利益目的と言うより、まずは出店することが目的なのでマイナスにならなかった時点で合格だと思っています。
周りのブースを見ていても売り切れなんてところはなくて、閉店後の片付けを見ていても売れなかった物をまたしまってるな〜と言う印象でした。なので、この類のフェアで生計を立てるとか利益がすごく出てると言うのはあまりないんじゃないのかと言うのが私の見解です。私のように趣味で出している人もいるだろうし、店舗やオンラインのお店での収入もあるけど、フェアでは露出をして知名度を上げる目的とかなのかもしれないですね。
私はこの一通りの経験が楽しかったので、早速来年のクラフトフェアにもまた一つ申し込みました。

 

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