vol.7 Cruelty-Free ♡


アメリカに来てからPETAという動物愛護団体が気になるようになりました。
過激なキャンペーンなどを行なってメディアに取り上げられることもありますが、私は割と共感し感化されています。
 
 日本は残念ながら動物福祉に関しては後進国です。
一番の例はペットショップです。アメリカではブリーダーか、シェルターなどから引き取ります。
アメリカにペットショップがないわけではないですが(熱帯魚や爬虫類は見たことあります。)、少なくとも犬や猫が売っているのは見たことがないです。
今回は化粧品に関してなのでこの問題には深くは触れませんが、ペットだけでなく、日本人の消費者としての意識が低いのは事実です。

 化粧品の動物実験と聞いても、実際どんなことをするのかイメージがつかない人もいるかもしれません。人間で薬剤を試す治験とは違います。実験と呼ぶものの、内容は拷問だと思います。
よく見るのが目に化学物質を投与されたウサギの写真です。毒性を見るためのテストだそうですが、反応を見るために動けないよう拘束されています。
しかし現代の技術では代替法もあり、動物たちの命を犠牲にしなくてもいいのです。

もっとくわしく知りたい方はこちらを参照
 化粧品の動物実験とは (こちらは写真が残酷なので閲覧注意)

 私は動物実験をしているものを買わないと決めてからは、色々なコスメを試したい!とは思っても、そのブランドがCruelty-Free(動物実験をしていない)なのかを調べてから買うようになりました。(昨今はネットで簡単に調べられるのでとても便利です。さらにスマホの普及により出先でも気になることはすぐに調べられるし。)
なので、Cruely-FreeやVeganの(動物性のものを使っていない)ものを選ぶようにしています。
しかしここでのリサーチは一筋縄でいかない場合があります。

例として日本で大手のカネボウのHPを見てみました。

カネボウ化粧品は、化粧品(医薬部外品を含む)の商品開発に際し、外部委託を含めて動物を用いた試験は行っておりません。また、今後も行う予定はありません※。
  • ※万一、社会に対して安全性の説明責任が生じた場合や、一部の国において行政から求められた場合を除きます。
  • http://www.kanebo-cosmetics.co.jp/company/csr/quality.htmlから抜粋

最初の二行を読んで安心できたかと思いきや、※部分が動物実験をしているとほのめかしていますね。

これは国内で販売する分には実験はしないが、中国で販売するには政府が動物実験を義務付けているからです。
とくに大手メーカーは世界的に展開している場合が多いので、中国で販売している場合動物実験をしているでしょうから、厳密にはCruelty-freeとは言えません。こういったブランドのものも避けるようにするので、中国で売っていないことを確認した上で買うようにしています。
自社のHPでは濁した書き方をしている場合がよくあるので、私は第三者であるPETAで承認されているのを確認するようにしています。
 
 日本だとCruelty-freeのさきがけといえばTHE BODY SHOPが有名ですね。動物実験をしておらず、原材料もフェアトレードのものを扱っており、今でこそ化粧品に限らず環境や人に優しいブランドは増えてきていますが、昔からそれを貫いており素晴らしいです。
日本にいた時に主にスキンケアなどを買っていたのを思い出しました。今でもアイメイクリムーバーだけは買い続けていますが、お金に余裕が出て来たらもっと買いたいなと思います。 


日本での化粧品の動物実験反対団体のサイト



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